同じメーカーから展開されている「アカナ」と「オリジン」。
どちらも動物性原材料を重視したドッグフードですが、「具体的に何が違うの?」「うちの犬にはどちらが合う?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、価格と品質のバランスや選択肢の豊富さを重視するならアカナ、動物性原材料の割合や高たんぱくな栄養設計を重視するならオリジンが選択肢になります。
ただし、どちらが適しているかは愛犬の年齢・体格・活動量・食の好みなどによって変わります。
本記事では、アカナとオリジンの違いを、原材料・保証成分・価格・ラインナップ・粒の大きさなどから詳しく比較します。
アカナについて口コミやラインナップまで詳しく確認したい方はこちらも参考にしてください。
→アカナドッグフードの口コミ・評判!良い点・悪い点から向いている犬を調査
オリジンについて実際の評判やメリット・デメリットを確認したい方はこちらです。
→オリジンドッグフードの口コミは?実際の評判とメリット・デメリット
アカナとオリジンの違いを比較表で解説
まずは、アカナとオリジンの主な違いを一覧で確認してみましょう。
同じメーカーのブランドですが、動物性原材料の割合や栄養設計、価格帯などに違いがあります。
| 比較項目 | アカナ | オリジン |
|---|---|---|
| ブランドの特徴 | 品質と価格、選択肢のバランスを取りやすい | 動物性原材料をより多く使用した高たんぱく設計 |
| 動物性原材料 | 商品により異なる。アダルトスモールブリードは60% | 商品により異なる。スモールブリードは85% |
| 粗たんぱく質 | アダルトスモールブリード:31%以上 | スモールブリード:39%以上 |
| 脂肪分 | アダルトスモールブリード:17%以上 | スモールブリード:18%以上 |
| 代謝エネルギー | アダルトスモールブリード:3,510kcal/kg | スモールブリード:3,900kcal/kg |
| 主な原材料 | 鶏肉、七面鳥、魚、卵、豆類など | 鶏肉、七面鳥、魚、卵など多様な動物性原材料 |
| 穀物 | 穀類不使用商品と穀類使用商品の両方がある | 穀類不使用の商品が中心 |
| ラインナップ | 年齢・犬のサイズ・主原料などから選びやすい | 動物性原材料を多く使った商品を中心に展開 |
| 小型犬向け | 小粒の専用商品あり | 小型犬向けの小粒商品あり |
| 価格の傾向 | オリジンより抑えやすい商品が多い | アカナより高めになりやすい |
| 選びやすい人 | 品質・価格・種類のバランスを重視する人 | 原材料構成や高たんぱく設計を重視する人 |
※配合割合や保証成分は商品によって異なります。
表中の数値は「アカナ アダルトスモールブリードレシピ」と「オリジン スモールブリード」を例にしています。
アカナ=低品質、オリジン=高品質という単純な上下関係ではありません。
愛犬に必要な栄養設計と、飼い主さんが継続しやすい価格の両方から判断することが大切です。
結局どっち?アカナとオリジンの選び方を先に解説
細かな違いを見る前に、どちらを選べばよいのか大まかな目安を確認しておきましょう。
アカナがおすすめな犬・飼い主
アカナは、次のような方が検討しやすいドッグフードです。
- 原材料にこだわりながら継続コストも考えたい
- 年齢や犬のサイズに合わせて商品を選びたい
- 小型犬向けの商品を探している
- 使用する肉や魚の種類から商品を選びたい
- オリジンほど高たんぱくでなくてもよい
アカナには小型犬向けや子犬向け、魚を中心とした商品など複数の選択肢があります。
「高品質なフードを検討したいけれど、毎月の費用も無視できない」という場合は、アカナから比較してみると選びやすいでしょう。
オリジンがおすすめな犬・飼い主
オリジンは、次のような方が検討しやすいでしょう。
- 動物性原材料の割合を重視したい
- 高たんぱくな栄養設計を選びたい
- 活動量が多い犬の食事を検討している
- 価格より原材料構成を優先したい
- 多種類の動物性原材料を使用したフードを探している
ただし、たんぱく質や脂肪、カロリーが高いほどすべての犬に適しているわけではありません。
年齢、体重、活動量、体調に合わせて給与量や商品を選ぶ必要があります。
治療中の病気がある場合や、獣医師から食事について指示を受けている場合は、自己判断で変更せず獣医師へ相談してください。
アカナとオリジンの基本情報と共通点
アカナとオリジンは、どちらもチャンピオンペットフーズが展開しているペットフードブランドです。
同じ系列のブランドでありながら、原材料の構成や商品ごとの栄養設計には違いがあります。
アカナの特徴
アカナは、肉や魚などの動物性原材料に加えて、野菜・果物・豆類などを組み合わせた商品を幅広く展開しています。
例えば「アカナ アダルトスモールブリードレシピ」では、動物原材料を60%使用し、粗たんぱく質31%以上、脂肪分17%以上となっています。
小型犬向けや子犬向け、魚を主原料とした商品などがあり、愛犬に合わせて選択肢を広げやすい点が特徴です。
オリジンの特徴
オリジンは、アカナと比較して動物性原材料の割合が高い商品が多いブランドです。
「オリジン スモールブリード」では動物原材料を85%使用し、その3分の2に新鮮または生の家禽類・魚を使用しています。
保証成分は粗たんぱく質39%以上、脂肪分18%以上で、高たんぱくな設計です。
アカナとオリジンの共通点
両ブランドに共通しているのは、鶏肉・七面鳥・魚・卵などの動物性原材料を重視している点です。
また、犬の年齢やサイズなどに合わせた商品が用意されています。
そのため「どちらのブランドの方が上か」と考えるより、商品ごとの原材料・保証成分・給与量を確認して、愛犬に合うものを選ぶと考える方が適切です。
原材料と栄養バランスの違い
アカナとオリジンで特に違いが分かりやすいのが、動物性原材料の割合と保証成分です。
動物性原材料の割合が違う
アカナも動物性原材料を多く使用していますが、オリジンはさらにその割合を高めた商品が中心です。
小型犬向け商品で比較すると、
- アカナ アダルトスモールブリード:動物原材料60%
- オリジン スモールブリード:動物原材料85%
となっています。
ただし、この数値はブランド全商品に共通するものではありません。
購入時には、選んだ商品の公式情報を確認してください。
たんぱく質・脂質・カロリーの違い
同じ小型犬向け商品を比較すると、オリジンの方が粗たんぱく質と代謝エネルギーが高くなっています。
アカナ アダルトスモールブリードは粗たんぱく質31%以上・3,510kcal/kg。
オリジン スモールブリードは粗たんぱく質39%以上・3,900kcal/kgです。
活動量が多いから高カロリーの商品が必ずよい、シニアだから低たんぱくが必ずよい、というように一律には判断できません。
愛犬の状態に応じて商品と給与量を選ぶことが重要です。
炭水化物や植物性原材料の使い方も確認する
アカナ・オリジンともに、商品によってレンズ豆、ヒヨコ豆、エンドウ豆などの植物性原材料が使用されています。
また、「アカナはすべてグレインフリー」というわけではありません。
実際に穀類を使用したアカナの商品も販売されています。
グレインフリーを希望する場合は、ブランド名だけで判断せず、各商品の原材料表示や「穀類不使用」の表示を確認しましょう。
代表商品でアカナとオリジンを成分比較
ここでは、小型犬向け商品を例により具体的に比較します。
| 項目 | アカナ アダルトスモールブリード | オリジン スモールブリード |
|---|---|---|
| 動物原材料 | 60% | 85% |
| 粗たんぱく質 | 31%以上 | 39%以上 |
| 脂肪分 | 17%以上 | 18%以上 |
| 粗繊維 | 5%以下 | 4%以下 |
| カルシウム | 1.4%以上 | 1.4%以上 |
| リン | 1.1%以上 | 1.1%以上 |
| 代謝エネルギー | 3,510kcal/kg | 3,900kcal/kg |
| 主な動物性原材料 | 鶏肉・七面鳥・ニシン・卵・ヘイクなど | 七面鳥・鶏肉・ウズラ・ヘイク・ニシン・卵など |
数字だけを見るとオリジンの方が高たんぱくですが、数値が高ければ高いほど優れているという意味ではありません。
愛犬に必要なカロリーや給与量も含めて比較することが大切です。
アカナとオリジンの種類・ラインナップの違い
アカナとオリジンでは、商品選択の考え方にも違いがあります。
アカナは犬に合わせて選びやすい
アカナには、小型犬・子犬・全年齢向けなどのほか、魚を中心にした商品や使用する動物原材料を絞った商品などがあります。
公式サイトではアカナのドッグフードが複数掲載されており、犬の年齢、サイズ、原材料などから比較できます。
「どの肉を使っているか」「小型犬用がよいか」など、条件を細かく決めて選びたい人に向いています。
オリジンは高い動物原材料比率が特徴
オリジンにはオリジナル、シックスフィッシュ、スモールブリード、パピーなどの商品があります。
オリジン スモールブリードやパピーなどでは動物原材料85%とされており、動物性原材料を重視するブランド設計が分かりやすいのが特徴です。
粒の大きさ・食べやすさの違い
「小型犬だからオリジンは粒が大きすぎるのでは?」と心配する方もいるかもしれません。
現在は、アカナ・オリジンともに小型犬向けの商品があります。
アカナには小型犬向けの小粒商品がある
アカナ アダルトスモールブリードレシピは、小型犬の成犬を対象とした小粒タイプです。
口の小さな犬の場合は、こうしたサイズ別商品から検討すると選びやすくなります。
オリジンにも小型犬向け商品がある
オリジン スモールブリードも、小型犬が食べやすい小粒サイズとして販売されています。
そのため「オリジン=粒が大きい」と一括りにはできません。
粒サイズを重視する場合も、ブランドではなく商品単位で確認しましょう。
アレルギーが気になる犬にはアカナとオリジンどちら?
食物アレルギーが気になる場合、単に「グレインフリーだから安心」と判断することはおすすめできません。
犬の食物アレルギーは、穀物だけが原因になるわけではなく、肉や魚などを含む特定の原材料が関係することもあります。
特定の肉が気になる場合は原材料を確認する
アカナ・オリジンとも、商品によって使用している動物性原材料が異なります。
鶏肉・七面鳥・魚など複数の原材料が含まれている商品もあるため、避けたい原材料がある場合は原材料表示を最後まで確認してください。
穀物が気になる場合も商品単位で選ぶ
アカナには穀類不使用の商品だけでなく、穀類を使用した商品もあります。
一方、オリジンにも商品ごとの表示があります。
「アカナだから」「オリジンだから」とブランド単位で判断するのではなく、購入する商品の表示を確認することが大切です。
食物アレルギーが疑われる場合は獣医師に相談する
アカナやオリジンは一般的なドッグフードであり、食物アレルギーの診断や治療を目的とした療法食とは異なります。
皮膚症状や消化器症状などがあり食物アレルギーが疑われる場合は、自己判断で原材料を除去するのではなく、獣医師へ相談してください。
価格とコストパフォーマンスの違い
毎日与えるドッグフードでは、品質だけでなく続けられる価格かどうかも重要です。
2026年8月時点の公式サイトでは、「アカナ アダルトスモールブリードレシピ」は2kgが税抜5,780円、「オリジン スモールブリード」は1.8kgが税抜6,800円で掲載されています。
容量が異なるため単純な袋価格だけでは比較できませんが、同程度の小型犬向け商品ではオリジンの方が1kgあたりの価格は高くなります。
※価格は変更される場合があります。
購入時の販売価格を確認してください。
アカナの価格
アカナは、オリジンより費用を抑えながら動物性原材料を重視した商品を選びたい場合に検討しやすいでしょう。
長期間継続する場合は、1袋の価格だけではなく愛犬の1日給与量から毎月のフード代を考えるのがおすすめです。
オリジンの価格
オリジンはアカナより価格が高めですが、その分、動物性原材料の割合を高く設定した商品が中心です。
価格差に納得できるかどうかは、原材料構成や保証成分をどこまで重視するかによって変わります。
コスパは「安さ」だけでは判断できない
ドッグフードのコストパフォーマンスは、販売価格だけで決めるものではありません。
- 原材料
- 保証成分
- 1日の給与量
- 愛犬が食べるか
- 継続できる価格か
まで含めて考えると比較しやすくなります。
アカナ・オリジンを購入するときの注意点
購入する商品が決まったら、販売価格だけでなく販売元や商品の状態も確認しましょう。
正規流通の商品か確認する
通販では販売元によって価格や保管・配送条件が異なる場合があります。
購入前には販売事業者、商品説明、返品条件などを確認しておくと安心です。
容量ではなく1kgあたりの価格も比較する
アカナとオリジンでは袋の容量が同じとは限りません。
「6,000円と7,000円」のように袋の価格だけを比較すると、実際のコスト差が分かりにくくなります。
容量と1日の給与量も確認しましょう。
賞味期限と開封後の保管にも注意する
大容量の方が1kgあたりの価格が安くなる場合でも、愛犬が食べ切るまでに時間がかかるケースがあります。
開封後は商品表示に従って保管し、袋をしっかり閉じて、直射日光や高温多湿を避けるなど適切に管理してください。
アカナ・オリジンへ切り替えるときの注意点
これまで食べていたドッグフードから変更する場合は、愛犬の様子を確認しながら進めましょう。
今までのフードから段階的に切り替える
突然すべてを新しいフードに変えるのではなく、これまでのフードに新しいフードを少量混ぜながら徐々に割合を増やす方法があります。
切り替え方について商品パッケージやメーカーから案内がある場合は、その方法を確認してください。
便・食欲など愛犬の様子を見る
フードを変更した後は、食欲や便の状態など普段との違いがないか確認しましょう。
犬によってフードとの相性は異なります。
体調に不安がある場合は獣医師へ相談する
持病がある犬、療法食を使用している犬、食事制限を受けている犬などは、自己判断でアカナやオリジンに変更しないようにしてください。
獣医師から食事について指示されている場合は、その指示を優先しましょう。
アカナとオリジンに関するよくある質問
最後に、アカナとオリジンを比較している方が気になりやすいポイントをまとめます。
アカナとオリジンはどちらが上位ブランド?
単純に「オリジンが上、アカナが下」という関係として選ぶ必要はありません。
オリジンは動物性原材料の割合や高たんぱく設計が特徴で、アカナは商品選択の幅や価格とのバランスを取りやすいのが特徴です。
目的に合う方を選びましょう。
アカナとオリジンはどちらが高たんぱく?
商品によって異なりますが、今回比較した小型犬向け商品ではオリジンの方が高たんぱくです。
アカナ アダルトスモールブリードは粗たんぱく質31%以上、オリジン スモールブリードは39%以上です。
小型犬にはどちらがおすすめ?
どちらにも小型犬向け商品があります。
価格や選択肢を重視するならアカナ、より高い動物原材料比率や高たんぱく設計を重視するならオリジンを比較すると分かりやすいでしょう。
最終的には愛犬の年齢・活動量・体調・食べやすさを考えて選んでください。
子犬にはアカナとオリジンどちらがいい?
アカナには「パピースモールブリードレシピ」、オリジンにも「パピー」「スモールブリードパピー」など子犬向けの商品があります。
「ブランドのどちらがいいか」ではなく、愛犬の成犬時の体格や商品ごとの対象年齢、給与量を確認して選びましょう。
シニア犬にも与えられる?
商品ごとに対象年齢が異なるため、パッケージや公式の商品情報を確認してください。
また、高齢犬では健康状態によって必要な栄養管理が異なる場合があります。
持病がある場合や食事について心配がある場合は獣医師へ相談してください。
アカナからオリジンへ変更しても大丈夫?
健康な犬でも、フードを変更するときは新しいフードを段階的に増やし、愛犬の様子を確認しながら切り替えるのが一般的です。
療法食を利用している場合などは、変更前に獣医師へ相談してください。
迷ったら最初にどちらを選べばいい?
特別に高たんぱくな設計を求めておらず、価格・ラインナップ・品質のバランスから選びたい場合は、まずアカナの商品を比較すると選択肢を絞りやすいでしょう。
一方、「動物性原材料をより多く使用した商品を選びたい」という希望が明確ならオリジンが候補になります。
どちらの場合も、「ブランド名だけ」で決めず、実際に購入する商品の保証成分・原材料・給与量を確認してください。
アカナとオリジンの違いまとめ
アカナとオリジンは同じ系列のブランドですが、原材料構成や栄養設計、価格帯に違いがあります。
大きく分けると、
- 価格・選択肢・品質のバランスを取りやすいのがアカナ
- 動物性原材料の割合や高たんぱく設計を重視しやすいのがオリジン
という違いがあります。
ただし、すべての商品に同じ数値が当てはまるわけではありません。
愛犬の年齢・体格・活動量・食の好みを考えながら、商品ごとの原材料・保証成分・給与量まで確認して選ぶことが大切です。
この記事を参考に、愛犬と飼い主さんの生活に無理なく取り入れられるドッグフードを比較してみてください。


